卒業の認定に関する方針
日本大学法学部は,「日本大学の目的及び使命」を理解し,日本大学の教育理念である「自主創造」を構成する「自ら学ぶ」,「自ら考える」及び「自ら道をひらく」能力を修得し,「リーガルマインド」を身につけた者に,「学士(法学)」の学位を授与する。
リーガルマインド
◇ 日本社会の特質を理解し伝える力
日本の歴史,文化及び風土並びに日本人の気質,感性及び価値観を学ぶことを通じて,日本社会の特質を理解し,これにふさわしい法,政治,行政,経済及びジャーナリズムのあり方を自ら発信することができる。
◇ 多様な社会システムを理解・受容し,自己の立場・役割を認識する力
国,地域,文化圏ごとに異なる多様な社会システムを理解・受容し,地域社会,日本及び世界の中での自己の立場や役割を認識し,説明することができる。
◇ 社会に貢献する姿勢
高い識見をもって社会に貢献する姿勢を持ち続けることができる。
「自主創造」の3つの構成要素及びその能力
<自ら学ぶ>
〔DP-1〕豊かな教養・知識に基づく高い倫理観
社会人たるに必要な教養と社会科学の知識を修得し,法令遵守の精神と高い倫理観に基づいて,自らの使命・役割を果たすことができる。
〔DP-2〕日本及び世界の社会システムを理解し説明する力
日本及び世界の法,政治,行政,経済及びジャーナリズムのしくみと,それが直面している問題を理解し,説明することができる。
<自ら考える>
〔DP-3〕論理的・批判的思考力
社会通念をふまえ,論理的,科学的,合理的かつ批判的な考察を通じて,新たな「知」の創造に寄与することができる。
〔DP-4〕問題発見・解決力
社会・共同体のさまざまな営みに自ら積極的にコミットする中で,事象を注意深く観察して問題を発見し,解決策を提案することができる。
<自ら道をひらく>
〔DP-5〕挑戦力
法規範をはじめとする社会システムに関する専門的知識を基に,あきらめない気持ちをもって,より良い社会・共同体の創造に果敢に挑戦することができる。
〔DP-6〕コミュニケーション力
多様な伝統・文化・環境に育まれた他者の気質,感性及び価値観を理解・尊重し,社会・共同体の中で積極的にコミュニケーションを実践し,自らの考えを伝えることができる。
〔DP-7〕リーダーシップ・協働力
社会・共同体のさまざまな活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重し,自らすすんで協働するとともに,リーダーとして協働者の力を引き出し,その活躍を支援することができる。
〔DP-8〕省察力
他者による評価を謙虚に受け止め,自己の活動がより良い社会・共同体の創造に貢献することができたかを振り返ることにより,生涯にわたり,社会人としての自己を高めることができる。