日本大学法学部新聞学研究所は,現代の情報社会に不可欠なジャーナリズムやメディア,コミュニケーションに関する研究を行っています。その新聞学研究所の研究成果を論文集としてまとめた研究紀要が,この『ジャーナリズム&メディア』です。年1回発行しています。冊子は,本学部図書館で閲覧することが可能です(図書館利用資格は,図書館のホームページを御覧ください)。本件に関するお問合せは,研究事務課までご連絡ください。
第10号(2017年3月発行)
【特集 震災映像アーカイブを用いた研究の可能性と課題】 | |
特集によせて | 米倉 律 |
東日本大震災TV 映像アーカイヴ化の試み ─日本大学法学部新聞学研究所のアーカイヴ化事業に関する覚書─ |
大井 眞二 |
震災テレビ報道における情報の「地域偏在」とその時系列変化 ─地名(市町村名)を中心としたアーカイブ分析から─ |
米倉 律 |
東日本大震災から5 年、テレビのキャスターニュース番組は何を伝えてきたか | 原 由美子 |
3月ジャーナリズムの中で、ニュースは何を話し・語り・伝えてきたのか ─東日本大震災・テレビ報道アーカイブにおけるメタデータの語用論─ |
加藤 徹郎 |
放送アーカイブ研究におけるメタデータ活用の試み ─震災報道アーカイブ研究から─ |
西田 善行 |
【特別寄稿論文】 | |
後記─北京大学法学院張千帆教授の本学来訪について | 山本 賢二 |
【資料解題】 | |
中国における外国報道機関・記者の報道・取材活動に関する規定 | 山本 賢二 |
【研究ノート】 | |
日本メディアが伝える中国イメージ ─ 2015 年中国軍事パレードをめぐるテレビ番組の報道を例として─ |
張 新慧 |
【調査研究報告】 | |
地方メディアによる世論調査の実施と報道 ─沖縄タイムス社を事例として─ |
井田 正道 |
【メディア・レポート】 | |
「天皇制」と新聞論調 | 赤尾 光史 |
出版界この一年 | 森重 良太 |
2016 年の放送界概観 | 片野 利彦 |
【書 評】 | |
Clifeord G. Christians, Mark Fackler & John P. Ferré Ethics for Public Communication:Defi ning Moments in Media History, Oxford University Press, 2012 |
塚本 晴二朗 |
浜田幸絵『日本におけるメディア・オリンピックの誕生 ロサンゼルス・ベルリン・東京』 (MINERVA 社会学叢書 51)(ミネルヴァ書房 2016 年) |
石川 徳幸 |
【海外研究動向】 | |
ビッグデータ環境と大統領選を検証する | 別府 三奈子 |
メディアの予測は当たらなかった ─自己中メディアの雪だるま化と信頼回復へのチャンス─ |
伊藤 英一 |
習近平執政4 年と中国の言論空間 | 山本 賢二 |
韓国のメディア・ジャーナリズム関連研究の動向:2016 年度 | 小林 聡明 |
第9号(2016年3月発行)
【特集1 テレビ60 年 地域と民放 その3】 | |
高知放送 | 米倉 律 |
長崎放送 | 小林 義寛 |
南日本放送 | 小林 聡明 |
【特集2 国家・メディア・辺境─変貌するアジア】 | |
特集の目指すもの | 小川 浩一 |
社会の階層化から見たタイの概要 | 小川 浩一 |
インドネシアにおける地方テレビ放送の隆盛 | 内藤 耕 |
中国から見た「国家」・「メディア」・「辺境」 ─新疆ウイグル自治区を例にして─ |
山本 賢二 |
【特集3 2013 年版「日本のジャーナリスト調査」を読む[その⑵]─地域ジャーナリズムの課題】 | |
佐幸 信介 大井 眞二 阿部 正樹 長岡 克彦 |
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【研究ノート】 | |
参議院議員選挙制度改革に関する考察 | 岩渕 美克 |
【資料解題】 | |
中国におけるオンラインニュース管理規定 | 山本 賢二 |
【メディア・レポート】 | |
戦後70 年談話をめぐる新聞論調の一断面 | 赤尾 光史 |
出版界この一年 | 森重 良太 |
2015 年の放送界概観 | 片野 利彦 |
【書 評】 | |
ジャーナリズムは生き残れるか ─米報道編集局の内幕─ (原著 David M. Ryfe, Can Journalism Survive? An Inside Look at American Newsrooms, Wiley, 2012) 263 |
大井 眞二 |
『炎黄春秋』月刊 266 | 山本 賢二 |
【海外研究動向】 | |
研究領域の統廃合と開発領域としての「エコシステム」 | 別府 三奈子 |
パリ連続襲撃事件と『パリはお祭り』 | 伊藤 英一 |
「口号」(スローガン)・中国・「抗日戦争勝利70 周年」 | 山本 賢二 |
韓国の言論学関連学会の状況と研究動向の概要:2015 年1 ~ 12 月 | 小林 聡明 |
【共同研究プロジェクト】 | |
2015 年度研究所事業報告「映像情報のカデゴリー化をめぐる研究」 | 大井 眞二 |
第8号(2015年3月発行)
第7号(2014年3月発行)
第6号(2013年3月発行)
【論文・学術部門】 | |
メディアのdomesticationと時間・空間の編成 ―日常生活の象徴的統合の戦後史へ― | 佐幸信介 |
昭和28年皇太子外遊とマス・メディア-新 聞- | 古田尚輝 |
昭和戦前期の古書業界と「古写真」市場の胎動 ―古書肆荒木伊兵衛・巌松堂と蒐集家上田貞治郎を事例に― | 緒川直人 |
【研究ノート】 | |
政権交代後の政治報道に関する考察 -民主党政権と取材体制- | 岩渕美克 |
【論文・フィールド部門】 | |
カンヌライオンズ国際クリエイティビティ祭からみた広告の拡張 -Beyond Advertising- | 湯淺正敏 |
現在のテレビニュースの特徴と問題点 -民放ニュースを中心に- | 中井孔人 |
【調査研究報告】 | |
東日本大震災におけるメディアのパラダイムシフト -被災地のフィールドワークに基づく実証的調査研究- | 水野泰志 |
【資料・解題】 | |
解題・「中国新聞工作者職業道徳準則」について 資料-中国新聞工作者職業道徳準則(原文・日本語訳) | 山本賢二 |
【メディア・レポート】 | |
出版界この1年 | 森重良太 |
編集権を再確認する ―『週刊朝日』記事連載中止事件をきっかけに- | 赤尾光史 |
2012年の放送界 | 片野利彦 |
2012年広告と広報の動向 | 中里好宏 |
【書評】 | |
橋本健二『階級社会 現代日本の格差を問う』 (講談社選書メチエ 2006年) | 小川浩一 |
シェリ・フィンク『手術の前に死んでくれたら ボスニア戦争病院36か月の記録』 (中谷和男訳,アスペクト,2004) | 別府三奈子 |
『津波からの生還〜東日本大震災・石巻地方100人の証言』 (三陸河北新報社「石巻かほく」編集局編,旬報社,2012年) | 福田充 |
浅岡隆裕『メディア表象の文化社会学〈昭和〉イメージの生成と定着の研究』 (ハーベスト社,2012) | 佐幸信介 |
【海外研究動向】 | |
胡績偉の遺産 | 山本賢二 |
人と忘却と情報メディア | 伊藤英一 |
「ジャーナリズム・ルネッサンス」と「コンピュテイショナル・ジャーナリズム」 | 別府三奈子 |
【共同研究プロジェクト】 | |
環境破壊問題に関する報道の分析 -東日本大震災と原発事故を事例として | 小川浩一 |
2012年度新聞学研究所事業報告 ジャーナリズム&メディア 投稿資格・投稿対象・掲載基準・執筆要領 日本大学法学部新聞学研究所規定 |